癌ですけど、いいですか?

癌でも、ふざけたことしたい。癌でも、爆笑したい。真面目なことも、馬鹿馬鹿しい事も全力でやりたい。いいですか?

取り戻しちゃうもんね~♪

何のボタンを押し間違えているのか、

時々同じ記事が私のブログに載りますね?

ま、いっか。気になさらず。

 

さて日曜日に受けた乳がんの講座がここ最近で一番面白かったです。

富山大学の佐竹利彦先生の講座だったんですが、

自家組織を使った乳房再建の内容でした。

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https://21breastcansemi05.peatix.com/


担当医には

「すぐに再建はできないよ!まずはがん治療をやり切ろう!」

と言われています。

ええ、もちろん。でもいつか絶対乳房を取り戻してやる!!

と心に誓っているわけです。

 

 

おそらく温存は厳しいのでザックリいくはず。

いやだなぁ~。これなくなっちゃうのか~。

とお風呂に入るたびに悲しくなっている今日この頃。

 

ばぁばに悲しみを伝えたところ、

「充分に使った。諦めなさい。

 ここからその胸に惑わされる奴は変態だからやめておけ。」

という斬新なアドバイスもいただきました。

男を惑わすのに使用した覚えはないのですが・・・笑

 

人工物は手術回数も多いし、

いつまでも張りのある胸が片方にあるのもちょっと年齢的に厳しい。

15%ぐらいではあるけど、破損もちょっと怖い。

ということで自家組織を検討しているんですね。

 

脂肪注入で済めばもちろんありがたいのですが、

うーん (゜-゜)

脂肪注入は仕事に影響はかからないけど、自由診療・・・。

 

担当医に前にちらっと言われたのは

「お腹のお肉をとって移植しようね!おなか回りもスッキリしちゃうよ!」

という大変前向きなお話でした。

 

素晴らしい。

で、最近まで横浜市立にいたけど酒と食べ物につられて富山大に移動した佐竹先生の講演会をズームで聞きました。

 

やはりこの人すごいと思いますよ。

傷跡とかメチャクチャきれいですよ。今まで見てきた中でピカイチ!!

しかもおっぱいの形とかも超左右対称!!すごい!!

なんで神奈川県からいなくなってしまったよ~( ;∀;)

 

遊離腹部穿通枝皮弁法(ゆうりふくぶせんつうしひべんほう)は

血管も一緒に移植するから、プリプリの組織がそのまま定着しやすいという

まぁ~すごい

血液流れているから、あったかいし、柔らかいし、

 

素敵だったポイントを5つ!

① 手術の時にどの部分が血流がいいか目で確認しながら手術

大きめにおなかの脂肪組織をとって、

紫外線あてると光る造影剤を遊離した組織に流し込んで、

血管がピカ―!って光らせるんです。

で、「ここが使えそうだね~」ってそこから上手におっぱいに移植するんです。

キャー!!って叫んじゃいましたね。

こりゃ定着率がいいはずだわ。

そんじゃそこらの美容クリニックには絶対できない。

 

② リンパ節も一緒に移植

お腹から取る時に、1個か2個リンパ節も移植するんだそうです。

1個かぁ~

と思ってたら、

「そこから結構増えるんですよ。」

キャー!!また叫んじゃいましたね。

そんな解決方法が世の中にあったとは!!

大学病院でやってもらおうと心に決めましたね。

 

③ 神経の損傷にも配慮

癌の手術の際に神経を傷つけてしまって、痛みがある人というのがあるわけですよ。

「再建の時にちゃちゃっと治します。」

キャー!!!

興奮して聞き逃したんですけど、どうやら知覚のあるおっぱいも再建できるようでした。

 

④ お腹だけへっこんではへんてこりんなんで、脂肪吸引もしちゃう

「お腹だけ取るとアンバランスだから、横の脂肪とかもちゃちゃっと吸引して形を良くします。」

マジ、神だわ。

「でも移植のために太るとかダメです。IBM25以下にしないと定着が悪いから」

なんだ~。笑

 

⑤ お尻の脂肪にしたらプリプリのおっぱいに

お腹の脂肪は垂れやすいので、垂れた胸を作るには抜群

でも、若い人にはお尻のお肉をつけます。ぷりぷりのができるそうです。

「でも、日本でやってるの僕だけ」

ぎょえー!佐竹先生~そんなこと言ったら、富山に人が殺到しますよ~

「大丈夫!僕の教え子が日本に散らばってき始めたから、もうすぐいろんなところでできるはず」

 

 

すごい・・・。これが保険適用・・・。

3割負担で60万ぐらいのところが、収入によって高額医療なんちゃらでぐっとおさえられるやつ。

乳がんは2020年で9人に1人だけど、2025年には6人に1人の病気になる。

需要は増えるばかりで、整形外科の先生たちも絶対に腕を上げていくはず。

 

これは、勝ち戦ですぞ!

 

私は将来、素晴らしいおっぱいが絶対に手に入ると

確信を持つことができました!!わーい!!

これで心置きなく、おっぱいにバイバイできる気がします。

 

いくつになっても手術できますか?という質問に

「先週、86歳の方に手術しました~」

素晴らしい!

様々な技術も、医療の進歩も、素晴らしいけど、

いくつになっても、こうありたいと希望をもって生きている先輩がいることが

本当に素晴らしい。