鶏肉と片栗粉は常備しております。
男子を産まなかった私には夢がある。
娘の彼氏がきて、
私が大量に唐揚げを揚げて
それを片っぱしから食べてもらうというもの。
出来れば寡黙男子で
「彼女の母と喋るぐらいなら食べる」と言う選択肢を選び、
動けなくなるまで食べ、
「きゃー!〇〇くんはよく食べるのね〜!オバちゃん、もっと唐揚げ揚げちゃうわ〜!!」
と追い込み、
「いい加減にしてよ!ママ!」
と娘に怒られる
というくだりをやりたいのだ。
今日、ダッシュで帰ってきた娘
次女「ママー!春くんがタンコブ出来た!!」
ママにヅラかぶる時間くれる?
次女「ダメ!坊主でいいから。春くんがギャン泣きしてる!!ママ早く!!」
うちの前にギャン泣きの男子。
仕方なく、帽子だけで対応。
私「何があった?」
春くん「コーちゃんがダッシュしてて、ミラーポールにぶつかった。そしたら、その反動で横にいた僕にぶつかって、僕だけ地面に転んだ」
そんなに素晴らしい説明ができるくらいなら、
よけろよ!!
地球に頭突きして勝てるわけないだろ。
と言うのをグッと堪えて、
私「手に怪我はないね。膝はどうかな〜?うーん、ないね。他に痛いとこある?」
春くん「ない。」
おまえ、完璧に頭からいったな。
お前の手は何のためにある。
ちょっと回転してランドセルで受け身を取れよ!
と言うのをグッと堪えて、
私「吐き気もないのね。
タンコブが出来たのなら逆に内側へ出血の可能性が小さいから安心かな。
冷やして安静にしよう。
ママがバイトから帰るまで、とにかく安静に。」
春くん「それだけ?」
十分じゃボケ!!
このコロナ禍で救急車をよべるか!
唾つけて終わらすレベルだ。
何なら、今ここで坊主ババァが舐めてやろうか!!
と言うのをグッと堪えて、
奇跡的に連絡先を知っていたので連絡。
その間に次女が
アイスノンとかタオルとか
絆創膏とか消毒とかお茶?とか
物凄い勢いで出して看護してて感動。
春くんも泣き止んで、
次女を照れ臭そうに見ながら笑っていた。
あら素敵💕💕
無事に母親に引き渡しもできて、
次女とお茶を飲む。
私「春くんのこと、好きなの?」
次女「え?全然。カズくんが好き。」
…そっかー。
春くん、全然かぁ〜。
完全に春くんの目はハートになっていたが残念。
私「で、カズくんとはどうなの?」
次女「え?全然。一回フラれてる。ま、諦めないけどね。」
こわっ
フラれて1ミリも諦めない!?
自分に自信があるとしか言いようがない。
長女にこの話をすると、
「あぁ、カズくんね。高学年の女子も可愛いって注目してる男子だよ。随分と凄いの狙ってるんだね〜」
あー、カズくんは絶対に年上女子に捕まるパターンだ。
次女は必ず泣くね。
長女に浮いた話はない。
男子をゴミと思っている。
次女は理想高い系かぁ〜。
私はいつ大量の唐揚げを揚げられるのかな〜。