バタフライが翼に見える
池江璃花子さんの泳ぐ姿はやっぱり泣けた。
もう、泳いでいるだけで凄い。
この子に神様はどれだけの事をさせるつもりだと
聞きたい。
「白血球になって、あぁ、これでもうオリンピックに向けて頑張らなくていいんだってホッとした」
という発言があって
やはりオリンピックを目指すというのは、ここまでの精神的に追い詰められる事なんだよなと思った。
そして、その数ヶ月後、私もガン告知を受けるんだけど、
「あ、仕事の前線から離脱できる」
ってやっぱり考えたのを覚えている。
私はオリンピックを目指してなかったし、池江璃花子さんと並べるな!って自分でツッコミ入れちゃうけどね 笑
仕事仕事仕事仕事で、
心と体のどっちが先に壊れるかな?
思っていたし、
壊れない限り自分でブレーキをかけられないのも分かっていた。
仕事が嫌いでは無かったんだけどね。
消極的自殺だよね。
本当に子どもだっているのに、無責任だった。
言葉として正しいか分からないけど、
病って解放だと思う。
何からの解放かは人それぞれだし、
望んでない場合もあるだろうけど。
私にとって、この癌はめちゃくちゃ困った。
でも、チャンス。
人生の折り返し地点まで全力で頑張った自分へのチャンスだと、本気で思っている。
これから転移もあるかもだし、
効く薬も少ないし、
金も大損、
家族にも職場にも大迷惑。
でも、チャンス。
チャンスにしなきゃ。
出来ることからやる。自分を変えるぞ!
池江璃花子さんの泳ぐ姿は、
希望そのもの。