癌の時ぐらいゆっくり休ませてくれ〜!!
妊娠すぐから産むまで吐き続けたつわりに比べたら、私は抗がん剤は耐えられるようだ。
ありがたい。
というか、私のつわりはやはりヤバかったと思う。
最初の1ヶ月で7キロ減という水も飲めない日々で、
仕事をしながら、本当に産むまで吐き続けた。
出て来た子が丸々と太っていて驚愕。
つわりと違って今回の抗がん剤を余裕と思えるのはなんたって、「休職」してるから。
具合が悪ければ横になればいい。
眠れない日が有れば、翌日の昼に寝ればいい。
職場の皆様、ありがとうございます♪
世の中には働きながら抗がん剤の方もいる。
希望してそうする人も、仕方なくする人もいる。
でも、私は正直、
「癌の時ぐらい休ませてくれ」
という気持ち。
集中力も低いし、判断力も正しいものとは思えない。
ミスを自分でフォローできるだけの心と体もない。
シンプルに効率が悪いと思う。
日本は労働人口が足りなくなって、
女性も高齢者も癌患者も労働してほしいところでしょう。
でも、休める権利と働く権利のバランスは大事。
「働きながらの抗がん剤治療でも良いんだよ!」
と職場上司にも、医者にも言われた。
何でしょう、この見えない圧力。
え?働くべきなの?
「働いている方が気が紛れて吐き気は気にならないよ!」
まぁ間違ってはないと思いますけど、あとで疲れは倍増でくるから。
しかもそれって体の悲鳴でしょ。
今まで体の悲鳴を無視した生活してたからガンになったとも言えるのに…。
治すのは病だけでなく、私の今までの身体の使い方そのものだと思うのよね。
「尊厳死という選択肢もあるんだよ」
と言われる高齢者がオランダでは問題ですが、同じ問題な気がする。
圧が強いんよ〜。
世の中には働かないと困る人もいるわけですよね。
お金とか、職場の状況とか。
でもさ、そこは救ってよ。
本当に救うべき人って、元気な高齢者より、病気の人なんじゃないの?
育児休暇推進するけど、病人は仕事続行を推進。
病気の人が休むのに気を使う社会ってどうなんだろう?
てな話を旦那にしたら、
旦那「まぁ、日本だと休職する選択肢がそもそも無くて、離職する状況がまだまだあるってことだよね。そもそも、1人が負担している仕事量が多すぎるんだよ。だから、育児でも、病気でも、何らかの理由で休まれちゃうと周りが大変になっちゃうんだよね。」
根本はそこか。
子どもを産まない社会になったのも、そもそもは余裕のなさが原因なのに!
私 「企業は人件費をケチらず、ゆとりある人数を採用し、ゆとりある仕事、ゆとりある人生を!」
旦那「どうした?ガンになって政界進出か?元気だな。働いたらどう?」
ヤダ!!休む!!