レアキャラな私
私はご近所では、超レアキャラである。
子どもが2人いる共働きの夫婦、庭もない小さな戸建て。
もちろん、子どもたちが小学校に上がると触れ合う機会は増えて、ご近所の顔は少し覚えた。
でも、私は朝、7時前にはすでに家を出て、夜8時過ぎて帰るような生活だ。
誰も、私がどんな人か分からない。
ただ、引っ越してきた時に、
「教師なんです。」
とだけは伝えた。これは、信頼を獲得できる魔法の言葉。
それでも、やれる範囲で接してきた。
圧倒的情報弱者でご近所の雰囲気が分からず、
ハロウィンとかやる?
と初めて誘われて、可愛い仮装の子どもたちへの夜のお菓子配布の会なのに、
めちゃくちゃ気合の入った魔女で登場して幼い子どもたちを泣かしたり、
夏にサイズ感を誤ったビニールプールを買って、
車庫にギッチギチに置いて、暇そうな近所の子供たちを水につけてみたり、
(ここら辺で近所の子供たちから夏休みは遊んでくれるおばさんと認識される)
「ピンポーン!おばさん遊ぼー」と、公園に連れ出されたので、本気の鬼ごっこ(タックルあり)をして小2男子と泥だらけになったりしてみたりする。
そんな怪しいおばさんが、夏でもないのに家にいる。
自分の子以外にガンだよと、伝えることは出来ても、フォローまではできないだろう。
ご近所に言っちゃった方がいいかなーという気になってきた。
明日は集団登校の来年度の並び順を決める日。
多くの人がいる機会に、サクッと
「ガンでーす!休職してまーす!」
と言ってしまおう。
噂の種にはなるだろうが、
それでも味方になってくれる人を見つけた方がいい。
少なくとも、子どもたちは味方になってくれる気がする。笑