癌ですけど、いいですか?

癌でも、ふざけたことしたい。癌でも、爆笑したい。真面目なことも、馬鹿馬鹿しい事も全力でやりたい。いいですか?

姉による、両親への告知を終えて

母「あんたたち、私をどんだけ年寄りあつかいしてるんじゃ、

娘の癌ごときで、食欲が落ちるわけがない!!」


癌ごとき


電話、冒頭の母親からのお言葉です。

だって、ほらね。可愛い娘が癌じゃん💕

凹むかな〜ってさ。


母「こっちは、後期高齢者よ!友人、知り合いがバタバタ死んでるのよ。今更、娘が癌になったところで、飯は食えるわ!」


はい、すいません〜。自意識過剰でした。


という事で、母からは

「カルディにいって、気が向いた時に、体に良さそうな物を何となく送るわ。」


という、フォローを頂くことになりました。

カルディに売っている体にいいものって何だろう?

ただ、カルディに行きたいだけなのでは?


父はからは

「可哀想に〜。女性として切除はつらいよね〜。パパのお小遣いが月々17000円であるんだけど、送るよ〜〜。」


いやいやいやいや、そんな、申し訳なくて、使えませんよ!

おいしいもの食べて下さーい!!


さらに母からは、


母「ま、いいじゃない。チャンスよ。

あんた今までひっどい生活してんのよ。

仕事を理由にやりたい事片っ端からやってきたんだから、ここらで家庭を省みなさい!子どもも喜ぶわよ!


はい。


母「神様がチャンスとしてガンにしてくれてんのよ!分かってる?交通事故とかじゃなくて、わざわざ癌にしてんの!どーしたって、私たちは死ぬじゃん?でも、死ぬ前に、死ぬ事を意識して、行動に出来るってのは幸せなんだからね?あんたは幸せなの!!」


はい。


母「ラストチャンスと思えぇ!!」


はいぃ。


母「で、カルディで何が欲しい。今から、買いに行くわ。私はマンゴーが食べたい。」


じゃ、私もマンゴーが食べたいです。


私はこれからも、カルディのマンゴーを噛み締める度に、

癌となった際に、母にボコボコに怒られ励まされた事を思い出す事でしょう。笑