職業病が出てまう
さて、噂の癌細胞を針で取るお時間となりました。
もはや針ではない。パイプですよ。
バーで出る安いマドラーより太い💕
先生が今後の説明を簡単にするけど、とにかく安心感を与えるプロで本当前向きになれた。凄い!
「大丈夫だよ〜この抗がん剤はもう50年も使ってきたやつだからね〜」
「大丈夫だよ〜このリンパに来るタイプのやつは薬が効くやつがほとんどだから、どこにあったんだってぐらいいなくなるよ。」
「大丈夫だよ〜、でも、乳房は温存無理。乳首の真下にできるなんてレアだね〜。諦めて〜。」
「大丈夫だよ〜、これを刺すだけ。」
おいおいおいおい!笑
さて、マンモグラフィーの画像をみたら確かにある。ワサワサの乳腺の森の向こうに人影がってぐらい分かりづらい。
「エコーで見なきゃダメだよね〜
日本人の8割がマンモグラフィーでは見つけづらい乳房なんだよ。」
え?じゃあ何であんなにやらせんの?
3枚のMRを見せられて、真ん中の画像で光って見えて、他で光ってないのが癌だそうで。確かに確かに。
エコーで改めて、大きさを確認しつつ、リンパ節に針をぷすっと。
前だったら絶叫だったけど、麻酔も効いていて変な感じ。
エコーで針が刺さって、細胞をほぐして吸い取る。
中は液体じゃないんだねー。細胞が集まっているんだね〜
で、本日のメインイベント。太い針でがん細胞を採取。
麻酔の針の後は確かに感覚が無く、ブスブスと組織への突き進む針をエコーで見る。
そして、バチコーン!と凄い音を立てて、機械がバネの力か何かで組織を掴んで帰ってくる。
よしよしよし、これでお前の弱点は丸分かりだ。
ガハハハー
見たい見たい!お願いして、
がん細胞とご対面💕
きゃー!おまえか、おまえなんだな!
勝手に黒だと思っていたけど、
白だった。凄い綺麗な、ちょっとピンクも入ったラブリーでミルキーな白。
脂肪かと思いましたよ。
私のがん細胞さんよ、
ちょっと前までいい子に私の体で働いてくれていたのに、
すっかり美人のテロリストになっちまって、
こんちくしょーめ!綺麗だぞ、バカバカ!!
あんまりじっくり見るので看護師が笑い始める。
携帯を処置室に持ってこなくて残念!
でも、目に焼き付けました。
エコー写真もちゃっかり貰って、これで教材はバッチリです。
医者「もうこれ以上大きい癌は見ることないからねー
ボコボコにしてやろうねー」
私「はい!」
次までに遺伝子を調べるかどうか考えてって言われた。
わかると使える薬が増えることもある。
わかると癌にこれからもなりやすいとわかる。
子どもにもそれが可能性としてでる。
調べてみたいかな〜、七万だってさ〜。