癌ですけど、いいですか?

癌でも、ふざけたことしたい。癌でも、爆笑したい。真面目なことも、馬鹿馬鹿しい事も全力でやりたい。いいですか?

決意表明!

勉強しよう。

 

色々な方のブログを読んで

本当に様々な考え方があり、

癌の治療に関してもとらえ方は様々だということが、

本当によ―――く分かった。

 

ご自身でブログを立ち上げて情報を発信していこうという方は

すでに情報を集めて勉強されていたり、

悩みながら、あーでもない、こーでもないと悩みに悩んで、

仲間と勉強しながら、治療に向き合っていて、

ただただ、励まされる。

 

その一方で、怖いなと思うのは、知恵袋とかフェイスブックとかに

さらっと質問を書いている人の発言。

抗がん剤を医者に勧められているにもかかわらず、

抗がん剤は怖いから受けたくない」

「薬で苦しむくらいなら、やりたくない」

「〇〇%にも満たないなら、やる価値がない」

 

私としては「うそでしょ!!」なわけです。

怖いという感情を否定するつもりはないけど、

そのために治療を受けないというのはどーゆーこと?

 

「怖い」という感情は「わからない」から生まれるもので

分かれば、怖さは変化するはず。

 

「分かる」は「恐怖からの解放」

 

虫が怖い。虫がよく分からないから。

お化けが怖い。お化けがよくわからないから。

死ぬのが怖い。死んだらどうなるのかわからないから。←これはしょうがない。死なないと分からない。

 

これと同列で

「薬が怖い。薬がよくわからないから、なんとなく怖い。」

 

これは個人の問題とは言えない。教育の失敗。

 

免疫に関して、高校生物で教える

薬に関して、高校化学で教える。

確かに難しい内容だけど、他の国はもっと若い時に、なんなら小学生でやる国もある。

医療に関する教育は、明らかにほかの先進国より劣っている。

「詳しいことは医者に任せておけばいい」という風潮を後押ししているといわれても仕方がない。

 

アレルギーで苦しむ友達がいる、

ワクチンを打つべきか考える自分がいる、

感染症にさらされている社会がある、という状況で、

自分のこととして考えるための確かな知識を持った10代が育っていない。

 ガックシ。

 

プログラミングを教えるのも大切かもしれないけど、

もっとがん社会になるのだから

抗がん剤という薬を理解し、

病との戦いの上で、「薬を同志であると考えられる人」を

理系だろうが文系だろうが、

大卒だろうが中卒だろうが、

必要だ。

何なら、よく理解したうえで、治療を断るのならそれは自由だ。

もっと幸せに生きるために、「分かる」は必要だ。

 

 

そんなもやもやするの中で、素敵な人を見つけた。

 

乳がん経験者で岸あさこさんという方がいらっしゃる。

乳がんの方を対象に写真を撮られている。

(私もこの人に会いたいがために、予約を入れた。)

この人は、ネット上で薬が怖いと逃げ出しそうな人に対して、

一人ひとり、その動揺を優しい気持ちを受け止め、

適切な言葉と正しい医療エビデンスのある資料を提供し

粘り強く説得している。

 

「日本の理科教育がだめだなどと、社会を愚痴っている暇があったら

一人でも目の前の人を救いなさいな!」

とダメ出しされている気になる。

 

乳がんをちゃんと勉強しよう。

共に戦ってみませんかといえるよう、がっちり勉強しよう。

私に潜む「怖い」を「面白い」に全部変えよう。

そして全部を生徒にぶつけてみたい。

 

そう、今日の私は大真面目なのだー!!

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がおー!