人生 山あり谷あり 谷を見に行く
被爆の毎日でございます。あいたたた。
腕がピリリとします。
さて、横浜にも渓谷はあります。
上の子は過去問を解き、下の子はあつ森で忙しいそうなので、
夫婦で陣ヶ下渓谷に行きました。
ちゃりで40分。いける。
旦那「あれ?俺の自転車の充電があと少しだけど?」
いける。頑張れ。
自転車をこいで、こいで、
google先生「到着しました。ここです。」
旦那・私 「どこです?」
迷子。
さらにウロウロして、何とか到着。
すっかり喉が渇きました。が、水筒を忘れてしまった。
飲み物を買う羽目に。(あまり買わないようにしているのに・・・。)
旦那「はい。おごってあげるよ。」
カレー。
私「なぜです?」
カレーは飲み物とよく言いますが、
こんな自販機から出てくるとは。
保土ヶ谷区の予算が完全に公園管理庭待っていないことが
よく分かる状況(木がボッキボキに折れてるぞ☆)でしたが、
まぁ、相鉄線が東横とつながるので、きっとここらの景気も良くなることでしょう。
子どもやお年寄りは簡単に下りることはできない道でした。
ずりずりずり~
私「なんでこんなに、土が水気含んでんのよ!!」
旦那「渓谷だからだろ。」
イラッ → カレーを飲んで、心を落ち着ける。
途中、「そっとしておいてください」という蓋がある。
中に幼虫が寝ているそうです。
開けたいのをぐっとこらえて、歩く。飲む。歩く。
川に到着!キレー!
川には貝類もいました。ホタルも生息できそう。
初夏に来たら見れるかな~☆
公園の看板にはうろうろのお誘いです。
色々とうろうろして、楽しかったです。
本当にガンになるまでは、最短距離が好きだったなぁ。
迷子とかも大っ嫌いだった。
でも今は迷子とかワクワクしちゃうし、
ミスとかどうでもよくなりますね。
(まぁ、仕事始まったらこうはいかないかもですけど)
こういう時間が過ごせていることが、素晴らしい。
自然があり、
夫婦の笑い声が響いて、
人生のなかでは谷タイムかもしれませんが、
良い日でした。
すや〜と寝る日々。
長女は中学入試を控えています。
まさか母が癌になるとは思いもよらず、
受験が続行できるか?というところでしたが、
「ここまでやって来たんだから、やり切ろう。」
ということで、やり続けています。
無駄遣いはせず、公立に行っても塾代はなかなかなので、私学への代金と思えば…?
私の癌の再発のリスクは高いけど、
再発するまでは挑戦していいのではないか。
ママが癌でも私立に行こう!
パパ頑張って!!
さて、コロナでちっとも行けてなかった説明会にもやっと行けました。
お嬢様学校だったのでスーツ。
カツラはバレバレなので、超ベリーショートでいっかと娘の前に出たら、
「あ、辻本議員のコスプレ?」
ちがうちがう。
スーツは諦めてカジュアルな服装and帽子
場違いママでいこうとなりました。
カジュアルな方も沢山いましたが、
完璧なお母様お嬢様もいて、
トンチンカンママと髪ボサボサ娘はドン引きでした。
が、娘は
「ここに入りたい!!」
と心に決めてしまい、学費といい、私のママ友計画といい、大変なことになりそうです。
でも、説明会で色々と話を聞き、学校は本当に素敵だったので、まぁ良いかな。
頑張れ、長女!!あと3ヶ月!!
放射線治療って、やっぱり疲れますね。
とにかく昼寝三昧の日々です。
最高じゃん!と旦那に言われてます。笑
すや〜って寝てるです。パンダぐらい。
すや〜
うっすら気持ち悪いですが、
食べられるし、平気。
同じく乳がんを過去にやっている義理の母は、放射線が結構キツかったらしく、
「バナナとアイスとチョコで生きてたわ。もう、原宿の小娘でいいのよ、食べられるもの食べれば。」
と電話でアドバイスをもらいました。
小娘はアイスを食べて、すやすやと昼寝します。
放射線治療のオンライン講座
タイムリーに放射線治療についてのオンライン講座が受けられました。
患者としてというより、理科教師としてワクワク。
毎回思うのですが、こういうオンライン講座をしてくれる先生というのはキャラクターが濃くないといけないんでしょうかね。
今回の放射線科の女医さんもまた凄かったです。
「ぜーーーんぶ放射線のせいに、他の科の先生は!!『気持ち悪いの?痛いの?免疫力落ちてるの?そっかー、放射線受けたからね〜』って、何言ってんのよ!!免疫力落ちるほどの線量を乳がんの人に当ててないって!当てられないの!なんだったら、免疫力が上がるって論文もあるんだから!ケロイドだって治すし、こっちは100年の歴史ある治療法で、その気になれば、水虫だって結核だって治せるのよ!」
止まらない止まらない。
他の科の先生への不満だけでは足らず、
病院経営陣への油は注がれる。
「だいたい、25回受ける必要のない人まで25回受けさせているのが日本の病院です。なんでだか分かります?回数が減っちゃったら儲けが減るからです。皮膚や周囲への影響をしっかり考えて、無駄な照射はしたくありません。意味がない。日本は遅れています!!」
前半の講義の段階で何度となくキレてて面白かったです。
面白かった点。
「なんか素敵な治療法って思ってるかもしれないその名前を調べてご覧なさい。リニアックの機械の名称に過ぎないこと良くあるから。騙されちゃダメよ!結局同じよ!」
「アメリカじゃ医療費削減のために無駄な放射線は当てさせないように国が止めてるの。必要な人にちゃんと当てて、いらない人には当てない。当たり前よね〜!」
「日本人はね、放射線に気持ち的なアレルギーがあるの。だから、ちょっとでも浴びるのを嫌がる。落ち着いてほしい。睡眠薬だって、1錠飲めばぐっすり眠れる。100錠飲めば死ぬ。それと同じなのよ!大量殺人兵器の原爆とどうして同じ扱いにされなきゃいけないのよ!」
「今はX線使ってるけど、10年経ったら陽子が主流に変わってきます。そうしたら皮膚はただれないし、周囲への影響も減る。重粒子はもっといいわよ。乳がんで切る必要がなくなるわ。でも、1000万かかるから一般に広まるまでにはまだまだ。なんてったって、世界に20台しかないのに、14台が日本にあるからね。広めようって気持ちがあるのかしら?そもそもリニアックも国土から考えたら日本は非常に多くあるわ。その割に使えてないけどね。おほほほほ!って、ほんっとうに、恥ずかしいわ!!」
ノリツッコミ?
「お胸に針を刺して、その先端から放射線出すなんて方法もあるのよ。(図を見せて)ほら!痛そうでしょ〜。これは、受ける側も、やる側も、楽しくない。でも、意義はある。」
治療を楽しいとか、楽しくないとかいう人が、医師にいたとは!世の中には面白い人がいるんですね〜。
東京女子医科大学の先生でした〜。
話を聞いているだけで治るんじゃないかと思うほどのパワーでした。ありがたや〜。
さて、私の担当してくださっている放射線科の先生は実に穏やかな女医さんです。
後光が見えるほどの優しさです。
半分が優しさのバファリンなんて、ザコです。
爪の垢までお優しい。
1週間の治療を終え、診察。
先生「何か質問はありますか?」
私「リニアックからでる放射線照射口の形を作る金属の棒は鉛ですか?」
先生「はい?あぁ、はい。そうですよ。」
診察終了。
謎が解けてよかった。
ちなみに、リニアックのリニアは、直線。
リニアモーターカーのリニア!!なるほど〜!!
本日も張り切ってX線を浴びて、ガンコをぶっ殺してまいりました。
おほほほほほ!
ハッピーハロウィン!!
ハッピーハロウィン♪
朝起きて、即仮装。
朝のラジオ体操まで、仮装する必要があるのでしょうか?
ゾンビとリラックマが真剣にラジオ体操をする姿
「首が伸びるわ〜」だって。
次女「ハロウィンがしたい。」
私「よし。近所の子を集めてこい。必ず仮装してこい。本気で仮装が出来ていたら、お菓子をやる。trick or treatだ!!」
ということで、子どもたちが集まってくれました。
怖い大きな魔女が登場。
ドン引きする子ども。
付き添いのママ達は爆笑してました。
金髪のヅラが大変役に立ちました。
恐々と「トリック オア トリート」と言い、
恐る恐るお菓子を貰う子ども達と
高笑いを続ける大きな魔女
誰よりもテンションが高い大きい魔女
次女「ママさぁ、子ども達の行事でママが1番本気とか困るじゃん、みんな。」
いやいや、来年はあの魔女を越えよう!と思えることが大事よ!!
ママ友からは、
「来年はママも全員仮装にしましょう。」
と提案が来ました。
昭和生まれは、ここで燃えてくれるので好き⭐︎
ガンに勝つための人生じゃないわ!
今週のお題「叫びたい!」
他の体の不調のために、ホルモン剤以外にも薬を飲んでいるんですが、
今飲んでいるのが、
「日に焼けやすくなるから、あまり紫外線浴びないほうがいいよ。東南アジアの人ぐらいになるから。」
もともと、
「先生はベトナムの方ですか?それともフィリピンの方ですか?」
と、真っ直ぐに生徒に聞かれるぐらいの肌色なので、
今更。
それでも、根が真面目なので
「そうか。じゃあ、あまり日に当たらないようにしよう」
と1週間がんばりました。
…無理!!!!
鬱になるわ!!
折角、天気の良い小春日和をなんで室内で過ごさなきゃ行けないんだ!!
あほか!
さらに、
「治療開始時より、体重が増したね。BMI25以下が目標だよ?」
くそ〜。
じゃあ、糖質を出来るだけカットしてやる。
もともと、PET検査の時に、ビックリ!
あの貪欲に糖分を奪い取るがん細胞の様子に、ひー!!こわーーー!ってビビり、糖分を取ることに罪悪感を感じてしまいました。
今は、白米とか、パスタとかなしで生きてます。
もともと、お肉大好き女子なので、オカズだけで生きていける自信はあります。
でも、段々と人間はストイックになるもので、
「わっ!この食材、カロリーは低いけど結局糖質だけじゃん!ガンコ喜ぶのが目に浮かぶ!」
「いや〜、この一枚に何グラム入ってんだ?ヤダヤダー」
自分でも、真面目さにびっくりしました。
体重はゆっくり順調に落ちていたんですが、
放射線が始まってやはり体に負担がかかっているのか、
ぐっ!
って、体重が落ちたんです。
これは良くないと思って、
ガブガブ夕飯食べたら、気持ちが悪くなって、
ペロペロ〜って久々に吐いたんです。(つわりを経験してから自在に吐けるので。)
ふと気づきましたね。
あれ?今のあたし、ヤバくね?
周りには糖質制限の本や、もっと本気のケトン食の本。
薬による日焼けの影響とか、
サプリメントに関する論文やら、ネットで調べまくっている。
お前はせっかくの休業を何してんだ!!
私は「癌に勝つために」生きているんじゃない!!
癌のリスクとともに、生きているに過ぎない!!
やってもやらなくても、大差のない素人の日常の留意点に
飲み込まれているんじゃない!!
と、今までの1週間を反省して、楽しくご飯を食べました。
写真を撮り忘れるほど、砂糖を満喫⭐︎
病に負けることは、病を原因として死ぬことでないと思ってます。
病に負けることは、病のために、今の自分を見失うことだと考えてます。
これは、弱者の負け惜しみではなく、確信して言えます。
癌だけど、まぁまぁ家事ができて、満足♪
癌だけど、子どもとドラマでバカ笑いできて、楽しい!
癌だけど、子どもの中学入試のサポートができて良かった。
癌だけど、公園の散歩とか仕事しないでできててラッキー⭐︎
むしろ、癌だから出来てるぐらいだわ。
子どもの運動会でした。
空が綺麗だった!子どもも頑張ってた!なんという、幸せ。
癌のこととか忘れた一日。
これが1番、癌に効く。
ガンに勝つことが私の人生目標では、ありませーん!!がははははー!
寝ると、ミスに気付くタイプ
昔からそうなんですけど、
寝そうになる、または、寝ていると
「は!!!あの書類のあの表現、間違えてる!!」
とか、もうドンピシャで画像まで思い浮かんでミスが光って見えるんですよ。
まぶたに。
我ながら怖い。
寝るって本当にすごいと思いますよ。
本当にいろいろと整理整頓してるんだと思います。
(もうちょっと落ち着いた仕事場だったら、その場で気づけると思うんですけど・・・)
こんなに長時間、深く寝る動物いないですよね。
ネコとか、ナマケモノとか浅く、何度も寝るやつはいる。
こんなに色んなもの食べて、こんなに行動するくせに
こんなに寝るんかい!しかもぐっすり!!
脳の消費カロリーは寝ていてもさほど変化が無くて、
別に脳が休んでいるというわけではなく、
外部からの情報をシャットダウンして、
整理整頓や試行錯誤をひたすらしている・・・ようだ。
なぜそれが絶対に必要なのか?わからない。
体を休めるなら、横になるだけでいい。
意識を失ってまで、何かをしている。
何をしているかは、分からない。
人生の3分の1寝てるのに、なぜ寝るのかを人は解明できていない。
ああ、不思議☆
なんでこんな話をしているかといいますと、
今日の放射線3回目、まだ寝なかったんですけど、
横になって、目をつぶって、ぼんやりとしていました。
技師さんにすべてゆだねて、放射線の位置合わせをしていたら、
~ピンクリボンアドバイザー初級・中級 受験申請の締め切り 10月31日~
っていうのが、ポーンと頭に浮かんで、
「ああ!!」
って叫んじゃったんですね。
技師「どうしました??!」
私 「・・・どうもしません。すみません。」
技師「そうですか。(めちゃくちゃ笑いをこらえてる)」
がん細胞だけじゃなく、この恥ずかしい瞬間も放射線で消滅させてほしい。
照射が終わり、ちょっと間があったので、本日の疑問。
私 「この『のし梅』みたいなやつは何でできているんですか?」
技師「これは、皮膚や皮下脂肪の代わりで、同じだけの放射線吸収能力を持っているんですよ~」
なるほど、私は全摘出だったから、皮下脂肪とかなく筋肉や骨が近いもんね。
この『のし梅』は、私の表面部分を無駄に当たらぬよう
毎日毎日被曝しているんだ。ありがとう。
でも弱めりゃいいんじゃないの?
多方向から当てるので、交差する部分を表面に持ってくるのは難しいのかな?
強きゃいいってわけじゃないのか。でも、うーん?・・・疑問が止まらない。
技師「・・・どうしました?」
本当ですよね。
私 「大丈夫です。(いろんな意味で)」
とりあえず、明日また叫ばないために、アドバイザーの受験の申込だけはしよう。
まえにnicomarucoさんがとってて、いいな~って思ってたんですよね。
興味のある方はこちらでーす。
ビ―――ム!!放射線治療スタート☆
ラジエーションハウスのドラマ中に放射線治療をするのは
ご縁がありますねぇ。
私の窪田正孝はどこかしら?
と、きょろきょろ見ましたが、
大変心強く感じました。はい。
更衣室に、でかでかと「患者様からお礼の品などは一切受け取れません!!院長」という張り紙が温かみを感じましたね。
「毎日、会う。」
これほど心通わすことってないですよね~。
痛くもないし、これで、癌細胞がバタバタ死んでるとか、奇跡だな。
まぁ、これから皮膚が大変なことになるけど・・・。
もう本当は聞きたいことが、い~~~ぱいあるんですけど、
めんどくさい人といきなり思われてはいけないので、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、疑問点は解決していくことにします。
とりあえず、1日目
私 「息はどれだけ止めればいいですか?(できるだけ肺にあてたくない。)」
技師「止めないでください。」
私 「・・・。」
よし、今日はここでやめておこう。
2日目
私 「どれぐらいの息ならしていいんですか?」
技師「息していいです。死んじゃうんで。でも、深呼吸はしないでください。」
私 「・・・。(スーハ―スーハ―)」
よし、緊張して、息が荒くなるのはどうしたらいいかは、明日聞こう。
頭を固定したり、腕を固定するのに型どりをしたんですけど、
あれはいったいどういう仕組みなんですかね?
すごい気になるんですよね~。
あと放射線の出口!凝視しちゃうんですよね。
うぃーん、シャキン!シャキン!シャキン!!って
次々と出口の形が変わって楽しくないですか?
サンダーバードが出てきそうだわぁ
これって先生が計画書で見せてくれた「当てる形」とおなじだけど、
まさか、そのまんま出るってことなんだろうか??
技師さんの手がみんな、あったかいんだけど、何か秘策があるのだろうか?
ホッカイロでも支給されているんですかね~。
実は暖かい猫がいるとか。
表面部分をこするように放射線を当てるため、
でっかい寒天ゼリーみたいなのを載せるんですけど、
何でできているのか気になる。
脂肪?タンパク質?糖質?
見た感じは「のし梅」。
あと、ペンで今私の体には十字架がいっぱい書かれているんですけど、
その上からシールが貼られてて、
あれは何の素材だろう?こするなと言われているけど、気になるなぁ~
技師「消えても絶対勝手に書き足さないでくださいね!!」
私 「・・・ハイ。」
すごく強く言われたのは、書き足しそうなタイプに見えたのでしょう。
確かに、言われなかったら書き足してた。
当たった部分がじんわり暖かいかな~。
皮ふ弱いし、すぐに大変なことになるだろうなぁ~。
1回目の昨日は緊張もあって疲れて、家に帰ってすぐ寝たんですけど、
2回目の今日はかなりリラックスして、ワクワクと受けられました。
そのうち寝ると思います。
結果として、深呼吸もすると思います。