癌ですけど、いいですか?

癌でも、ふざけたことしたい。癌でも、爆笑したい。真面目なことも、馬鹿馬鹿しい事も全力でやりたい。いいですか?

退院できたぞー!

無事に昨日、退院することが出来ました〜!

ぱちぱちぱち


コロナ対策で病室にも家族が入れなくなり、

看護師さんと、仲良くなったお掃除おじさんとで

約2週間分の荷物を運び出す。

最後の1つが可愛かった。

f:id:ofcourseok:20210828151902j:plain

おじさん「これ、忘れないで〜って絶対言ってるね。」

私「言ってますね。」

看護師「もはや、あざとく見えるわ。」


そして旦那は天然が炸裂。

病院に自転車で迎えにきました。


私「なぜ?」

旦那「俺も、自分がわからない…。」


タクシーで帰りました。

旦那は自転車で追いかけてました。


あぁ、夏だわ〜。


子どもたちに旦那は内緒にしていて、

私が帰ったら長女はかなりびっくりしてました。


「え!今日退院だったの!?あらあらあら」


随分と長女の口調がおばさんになっていてビックリです。


次女は公園に遊びに行っていたので、

帰ってきたらママがいて驚愕!!


「?え?ママ?ママじゃん!!」


抱きしめてくれましたが、

傷口にメガヒット。

北斗の拳の雑魚キャラの如く、血が吹き出すかと思いました。


ものすごく体力が落ちてしまって、

何をするのも、一苦労。


左腕は前方向で110度上がるかな?ぐらい

横方向は肘を伸ばすと80ぐらい。

そう、実はリハビリがうまくいっていません。

というのも、抗がん剤で左腕の血管がボロボロになって、

手術でまた痛みがぶり返してしまったんですね。

とりあえず、肘を無理に伸ばさずに肩の筋肉がこうちゃくしないよう、頑張ります。

リハビリをかねた窓掃除で

ピカピカになっちゃうぞ!


左腕の感覚がヘンテコリンで、

ぞわわわわわ〜って突然鳥肌が立ったり、

なんかプシュって体液が動いたかしら?って感覚があったり、

戦々恐々です。


でも、家事の達成感が大きいです。

あ、洗濯物をなんとか干せたぞ。とか

よし、皿を元に戻せたぞ。とか

フライパンで炒め物できた〜!とか


すぐに職場復帰をされる方も沢山いる中で、

何を甘えたこと言ってんだ!かもしれませんが、

慌てずに自分の体と会話しつつ

自分のペースでやっていきます!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



本当は昨日、ブログをアップする気だったんですが、

夜に抗がん剤の出荷制限のニュースを目にして、

大きくショックを受けました。


https://news.yahoo.co.jp/articles/0d877ac9756b94f2d33a11d84c7f2c7ab25b3d74


それこそ、入院で仲良くなった仲間にも影響が出る話で

薬ですから、安全性はもちろん大事。だから検証は大事。

でも、この薬は世界中で使われているのだから、

こんなバスンって切られるような対応しかなかったのだろうか。

乳がんは使われている薬も多く、代わりもあるかもしれないけど、他のがんの人は?

と悶々となってしまいました。


自分の受けている医療は、

決して当たり前ではないと、

改めてクギを刺されました。

入院16日目〜 ドレーンからの解放、そして志村の刑

ドレーンが全て抜けました。


私「きゃー!先生〜おかえり〜!」

と、パタパタパタ〜とうちわで総回診をお出迎え。笑

先生「あははは!待たせてごめんよ〜」

あぁ、良かった良かった。

胸のドレーンを前に抜いた時は、ちょっと痛かったんですが、(いや、結構痛かった)

今回、脇のドレーンはちっとも痛くなかったです。


先生「カサブタが付いてると痛いんだよね。当たりと呼んでるんだけどね。」


ハズレでよかったです。


ドレーンの穴をどう塞ぐのかと思ったけど、

ガーゼを当てただけだった。


私「これだけ?」

先生「これだけ。明日にはくっついてるよ。」


人間の体って、そんな付箋みたいに

ついたり剥がれたりするんか。すごいねぇ〜。


さぁ、ここからは廃液は自身の体で処理せねば。

腕上げて頑張ります。


ちなみに昨日の夜、リンパを取った側の二の腕がちょっと熱を持ち、痛みもあったので

慌てて腕を高ーくして寝ました。

アイシングも考えたんですが、とりあえず無しで。

浮腫んでいたかは正直自分にはわかりませんでした。


朝には痛みや熱は無くなってました。ほっ。

こういう繰り返しが蜂窩織炎そしてリンパ浮腫に繋がるのかと思うと、ドキドキ。

気をつけて、いかねば〜。


リハビリの時に腕の太さの測り方を指導されたので、これからは気になったら測ります。


病院からもらった資料だと

リンパ節まで取った人の約50%リンパ浮腫になるって、

頻度高っ!!

(自覚してない軽度も含めてだそうで)

うーん、どこ調べの資料なんだろうか

リンパ浮腫の資料がなんか曖昧なのが多いんだよね〜。


このバックにドレーンのパックを入れて過ごしました。

記念に持ち帰ろう〜

f:id:ofcourseok:20210826174248j:plain



さ、病院最後の夜は美容院へ💕

顔剃りって生まれて初めてやりました。


ドリフの志村けんが婆さん役でやるやつですよ。

いかりや長介が客でやべえやべえってなるパターン。


手がブルブル震えながら剃刀持つやつ!

ドキドキ。

よし、手は震えてなさそう。


乗せる泡は無駄に多くて息できないやつ!!

ドキドキ。

よし、適量。息できる。


蒸しタオルは超熱いやつ!!!

ドキドキ。

よし、適温。気持ち良い。


当たり前なんだけどさ。、

何が大変って、志村けんいかりや長介のくだりが、映像で瞼の裏に浮かんで、

そのつど、笑いそうになることでした。


おばちゃん「なに、どうしたの?」

私「ぶふっ。思い出し笑いが、ぷぷぷっ、止まらなく、ぐふ、て。」

おばちゃん「やだーん。笑いが治んないと刃物が当てられないよ〜。笑」

こんなに笑いが止まらないなんて、

志村けんの偉大さを感じます。


グッと堪えて、無事に顔剃りを終え、

クレンジングやら、パックやらやってもらいました。

暖かい、優しい手だなぁ〜。涙

本当に色んな方をこの手は癒してきたんだよね〜。

すごい。これぞ、手当。

感動です。


よし、ママはピカピカだぞ!!明日は退院だ!!

入院何日目だ?〜   非力で無意味で暖かい

やっとこさ、明日主治医が夏休みをあける。笑

いつも会いたい主治医ですが、

マジ会いたい💕


コロナで家族にも会えないためか、

仲間はだんだんと大きな集団になってます。笑

みんなそれぞれ辛いのに、

それぞれを労りあってます。


2週間前は手術日も家族は病棟に来れたのですが、

今週はできる限りご遠慮くださいとなっています。

患者の病室の荷物も看護師さんが家族から受け取ってます。

入退院でさえ、病室に入れなくなってきました。


コロナに緊張感が漂う病院です。

そもそも、乳腺外科は8階なんですけど、

消化も循環も乳腺も内分泌も、シンプルな外科も、

同じ3階に詰め込まれてます。

てんやわんや。

空いた上の方の階が、まさにコロナ最前線のようです。


私は毎日病院の中を、雑貨屋だ、コンビニだ、本屋だとウロウロしていたのですが、

看護師「あまりウロウロしない方が良いよ〜」

と釘を刺されてしまった。

いくら住み分けているとはいえ、万が一でも病棟に持ち込むわけにはいかない。

仕方なく、同じ階の病棟内をぐるぐるぐるぐる歩いてます。

ドアを開けている個室のおばあちゃんには、

前を通るたびに毎回手を振って応援されるので、

ウォーキングのやめ時が分からず、

夕飯まで歩き続けてしまいました。笑



2週間という短い期間ですが、

同室には色んな方が入っては、出ていきます。

最近の手術入院は短いですね。すごい。




先日、同室の方で短期間の方がいたのですが、

コロナの後遺症に悩まれている方でした。

咳も出ていて、熱もあり、

色んな臓器での炎症が疑われているようでした。

が、

何もできないので、熱が落ち着いたら退院されました。

免疫の暴走は、現代の医療では対応できないのかと、

隣のベットで科学の非力さを感じました。



胃がんや、糖尿病や、心臓関連など、本当に色んな人とこの2週間で話をして、

お互いに

「まぁ、どうにか、生きていくしかないね!」

なんて、励ましたりしあっているんです。

が、

コロナ後遺症の方とは話せませんでした。

とても疲れているご様子で、話しかけるような状況ではありませんでしたし、

看護師さんなども気を使われていました。

(その割に、話す内容は丸聞こえではありましたが)



もちろん、もう感染能力はありませんから、

同室で全然問題ないのです。

私がかつて麻疹にかかったことがあり、今、麻疹を人にうつす能力がないのと同じで、

全く、全く問題はありません。

でも、お年を召した方などはコロナの後遺症と聞くと、びっくりして、

「私たちにうつったりしないのかしら?」

と不安に思ってしまいます。

不安に思う気持ちは当たり前だし、それを非難はしません。

おばあちゃんにはみんなで「医者が判断しているんだから問題ないんだよ〜」と落ち着いてもらい、私たちが笑顔で普段通りであることに安心してくれました。

「そっか、そうよね。やだわ私ったら〜」

(ちなみに、このやりとりは病室外でやっていて本人には聞かれてません。)


これが、病院ではなく、ご近所さんだったらどうだろうか?仕事場ならどうだろうか?

後遺症に苦しむ方は、

どんな風に周囲からの目で見られ、

気を使いつつ、

つらい体とこれからを生きていく覚悟をしているのだろうか。



後遺症の人は、ささっと、隠れるように退院されて行き、

同室の仲間は声もかけること無く、送ることとなりました。


声をかけたところで、何もできやしない。

なんなら、面倒に思われただけかもしれない。

それ以前に、何かを考えられないぐらい、体力的にきつかったかもしれない。

そう、声かけはただの自己満足に過ぎない。

意味なんて無い。

非力だ。

でも、でもさ。



「なんかちょっと、つらいね。」

「戦う仲間がいないのは、つらいよ。」

「また救急車きたよ」



感染症とは、何と悲しい病気だろうか。





「私、乳がんなの。」

この一言を他者に言えることは、

様々な病がある中で、

幸せなことなのかも知れないとさえ、思えた日でした。

入院14日目〜 洗濯物グルグル

思いの外、入院期間が長くなったため、

入院中に洗濯をすることに。

下着とタオルと帽子と靴下。

ぐるぐる回るの楽しいわぁ。

ネコ動画のネコのように、動きを見て暇な時間を過ごしてます。

水の音と、滑らかな動きが癒されますね〜。


脱水が終わり、乾燥機へ。

ふぼぉぉおおお〜と回されるのを確認して、

病室でひと眠り。

のはずが、ぐっすり。


随分とたってから、

乾燥機の中の洗濯物を回収。

次の人待ってたかしら?

洗濯機軍団を見ると、

さっき私が使っていた洗濯機が使われていない。

「まさかね〜」

と念のため覗くと、派手なパンツが1

「私のだ。」


申し訳ない気持ちでいっぱいです。

乾燥したばかりのバスタオルに顔をうずめて

「すいませんしたぁぁーー!」

と叫ぶのでした。


f:id:ofcourseok:20210824143132j:plain

ネコもそろそろ洗濯を希望している。

無理無理。今は無理よ。



さて、

相変わらず、窓の大きい自由空間でぼんやりと過ごす。

もはや、病院に搬入されるトラックを見分けられるようになりました。

Kさん「あ、魚きたよ〜」

Hさん「野菜が来たね〜」

私「ドライアイスだ〜」

3人「うわ〜」


下界を見て、とやかく言う。

もはやドリフの雷3人のような状況です。


ドレーンの廃液量で20mLを下回って安定したら退院と言われています。

3人で毎回、液量を聞いては

「なかなか減らないね〜」

と嘆いていましたが、

看護師「Hさーん!ここにいたのね。数値がいい感じだから抜いちゃおう〜!」

3人「やったー!!!」


1人の退院をみんなで喜べる。あぁ楽しい。

今夜は宴です。いひひ。


私は

44→40→35→28→18

と、かなりいい感じで下がってます。

今日か、明日あたりにドレーンを抜けそうだな。

おほほほほ。

と睨んでいたのですが、

若い先生「〇〇先生が帰ってきての判断を待ちましょうね〜」

何気に私は一番えらい先生にかかっているので、下っ端では判断できないらしい。


私「〇〇先生は出張ですか。どこか遠くへ?」

若い先生「いいえ、近くにいますよ。ただの夏休みですよ💕

私「なっ……。」


ということは、先生が帰ってくるまで、もう23日は入院!!

にゃうーーーーん!!

と、一瞬悲しみましたが、

いいんです!!

死んじゃいそうなぐらい疲れていた先生

休むことで肌の艶感が上がるのなら、

ガッチリ休みましょう!

私はのんびり傷を治します!!

家に帰ったら、腕を動かしちゃうし!入院してた方がいいかも!

保険金も入院期間で決まるし、いっぱいもらっちゃうぞ!!


でも、せんせー!!

夏休みの延長はダメですからねーー!!

入院12日目〜 月が眩しい!!

私「Uber eatsはどこまで届けてくれるかチャレンジしません?」

Hさん.Kさん「しません。」


天気が良かでした。

病院にいるにはもったいない。

外来はしておらず、しーんとした病院。

うろうろ。

一階の吹き抜けでアイスを食べたりしてみる。

f:id:ofcourseok:20210822195234j:plain

うまー。



午後に一つ、zoomで勉強会。

今回はこれ

https://lymnet-event4.peatix.com/


リンパ浮腫治療でちょっと有名

亀田総合病院の先生のお話を聞けました。

林先生。イケメン。

腹が立つほどイケメン。

でも、リンパ浮腫とは何か!から

最先端のリンパ浮腫の治療方法まで

大変わかりやすく勉強できました。

すごいわ〜。


とにかく、浮腫ってる?と思ったら診察してもらう。

できれば、リンパ管造影検査や高性能な超音波検査をしてくれる病院を探す。

大学病院とかならやってくれるところも多い。

基本は保存的治療だけど、

悪化してたら外科治療も視野に入れ、

対応してくれる病院を事前に探しておく。

バイパスは随分と効果があったけど、脂肪がつく前でないと効果は薄い。

リンパ節の移植はまだまだ分からないことが多い。

脂肪が腕につき始める前に、治療をするのだー!!


亀田総合病院ガイアの夜明けとかでも出てました。

館山にある素敵な病院ですよね〜!勝ち組〜!

京橋に系列の亀田京橋クリニックがあるので、

そこでみてもらえたら最高だなと思いました。


乳がん術後の人の約20%がなり、

そのうち術後半年以内になるのが40%

私はリンパ節をたくさんとってしまったので、

先生には「かなり注意しよう」と言われています。

なので、よーくこの半年見張っていきたいと思います!!


リンパ浮腫に悩まれている方のためのサイトです!

https://lymnet.jp/


これからは上手に腕を労りながら、保湿する毎日となります。

一生です。

そんな日々、送ったことないけど、女子力が上がりそう。

癌になる前よりきれいな腕になっちゃうぞ💕

とりあえず、太ってはいけない。

気をつけます


満月に

「死ぬまで、腕を大切にします!」

と誓いました。

f:id:ofcourseok:20210822200039j:plain

入院11日目〜 え!まさか、そんなことあるの?

土日の病院は外来の人がいないので

静かです。

あちこち歩き回って散歩してます。


そんな歩いていた時、ふと千羽鶴が飾られていて

「おお〜癒されるね〜」

と見てみたら、

f:id:ofcourseok:20210821124352j:plain

f:id:ofcourseok:20210821124412j:plain

うちの子の小学校!!しかも、下の子のクラスだ!!


担任の先生に「夏に入院」と伝えてはいたが、

何という心遣い!!

そして下の子もよく内緒にしていた!!


急いでLINE

私「ありがとう〜!千羽鶴で元気出たよ〜!!」

次女「は?なにそれ。私は折ってないよ。」

私「…。」


どうやら、クラスに折り鶴大好き少女がいるらしく、

その子が黙々とおり、個人の名前でなくクラス名でやったらしい。

まぁ、感動は感動です。

そして、世の中にはあまり深く調べなくても良いものがあると改めて認識しました。


Kさん「じゅんちゃん、感動のところ申し訳ないけど、昼だけどオバケが怖くて、お風呂1人では入れない。脱衣室のところにいてくんない?」

私「了解です。歌を歌います。」



という事で、

Kさんをお化けから守るべく、

脱衣室で歌を全力で歌いました。

お化けなんて、なーいさ♪お化けなんで、うーそさ♪

名曲が病院に響き渡りました。

入院10日目〜 仲良くオッパイとりました。

ということで?

乳がんお友達ができました〜。

わーいわーい。

 

ちょい年下でスポーツ大好きママのHさんと

2回り年上で世話焼き競馬も大好き奥様Kさん

手術を連続でやり成功させた仲間なので

3連単です。笑

 

リハビリしたり、お風呂入ったり、

テレビ見たりして、おやつつまんだり、

そろそろなんだか寂しいなぁ〜という夕方になると、

自由空間にワラワラと出てきて、 

3人でずっと喋ってます。

看護師さんたちに

「周囲に内容が丸聞こえよ〜!笑」

と注意されるほど喋りまくってます。

 

Hさん「これぐらい喋って笑わないと、お腹減らないもん!」

Kさん「そうよ!人間笑ってないと病気になるわよ!」

私「もう、癌だけど?」

ガハハハー

最低の患者です。

(あ、さすがに病室まで響くような音量ではないですよ。)

 

しかし、ゲラゲラと笑すぎがいけないのか、

3人とも廃液量が減らず、

全員退院が伸びるという残念な状況に。

 

Kさん「2人とも、私より早く退院することは、許さない。」

Hさん「こわっ!」

私「とりあえず、大人しく過ごしましょう。廃液の血の混ざりも減ってきてますし。」

Kさん「大人しくなんて無理よ!色が薄くなればいいのね。ポカリスエットを混ぜよう!!」

Hさん「ダメです。他の病棟に移されるだけです。」

Kさん「カレーと天ぷらとラーメンとケンタッキーとステーキが食べたいよぉ〜!!」

全部食べ切ったら救急車ですよ。

 

夕方の検温は看護師さんが

「どうせ3人はここにいるんでしょ!3人まとめて、血圧、検温、酸素濃度!」

とやってくれます。でも、

「ちょっとサボっちゃおー💕コンビニに新しいアイス入りましたよ〜」

なんて看護師さんも話に混ざってくれたりします。

お掃除のおじさんも混ざって、

おじさん「お気に入りの看護師にどの男を紹介すべきか決断がつかない!」

私「誰にもあげたくないだけでしょ!」

看護師「血圧あがっちゃうから、大人しく〜笑」

楽しいひとときです。

 

3人の中で私だけハゲなのですが、

Kさんは今日、先生とお話をして

今後の治療法として抗がん剤になることが判明したそうです。

「どんな感じにぬけるの?帽子はどこで買った?副作用はどんな感じよ?もう周りの人には伝えた?」

と矢継ぎ早に質問を受けたので、

「私の分かることなら何でも答えます!」とメール交換。

もちろん、最初のメールに添付したのは寂聴コスプレ写真。

Kさん「ぎゃー!毎朝、手を合わせるわー!」

私「死んでません!!」

 

 

笑っていたけど、きっと、ショックだよな〜。

初日に旦那さん見たけど、素敵な人で、

何やるのも一緒らしく

ラブラブ話とか、旅行の話とか

今日までずーーーーっと聞いてたんだよね。

「手術終わって、コロナおさまったら、絶対行く!まずは温泉!!」

って言ってたしな〜。

今日の夜とか、大丈夫かな〜。

大部屋だと泣きづらいだろうなぁ〜。

 

Kさん「じゅんちゃんさ〜(真顔で話しかける)」 そう呼ばれています。

私「はい、なんでしょう。(抗がん剤についてかと思い、真剣に対応)」

Kさん「さっき、同じ部屋のYさんに怪談をされちゃったのよ。今日、夜中にトイレ行きたくなったら付いてきて。(最後まで真顔)

私「分かりました。とりあえず、これ以上怪談は聞かないでください。」

 

オッパイと引き換えに

命の延長戦と

楽しいお友達ができました。