「姫様、抗がん剤でございます。」の気分
「安定剤なんて、心が弱い人が飲むんだ!」
と、思っていた10代。
ふふふ。
大人はみんな、心が弱いのだ。
飲むぜ、精神安定剤!!
という事で、抗がん剤の吐き気止めを
ガクガクブルブルな私は前日から飲む。
「これで、吐きませんから!」
と強い暗示をかけられて挑戦。
うーん、むにゃむにゃ。
すでに眠い。
診察
担当医「副作用で〇〇となる可能性があると伝えると、ことごとくそうなってるみたいだから、伝えないでいこう!」
え?そんな!?!副作用を伝えない医者!!
担当医「なんか不安な症状でたら、電話ちょーだい。それが1番!」
血管炎で腕が伸びないことを伝えたら
担当医「あんまり痛かったら、切開しようね。」
ひー!おそろしい〜!
不安で聞いたら、不安が増した!!
なんとか少しでも柔軟性を取り戻せないかな〜。
楽しい診察を終えて、点滴の部屋へ。
今回は特別に、
いつものチェアではなく、ベット!!
わーいわーい!
お隣とも距離が遠いからゲロゲロしても迷惑にならないぞ!
吐くためのビニールも万全に用意されてトイレも近い。
テンション爆上がりぃ⤴︎
この私のテンションをみて、看護師さんは
「おっ、今日は吐かないね!見えるよ〜未来が〜」
と予言しくれました。
看護師さんって魔術師だったのね。
睡眠薬というより、催眠術?
横になるとすぐに眠くなり、
爆睡の間に点滴は終了。
吐き気もなにもあったもんじゃありません。笑
私「あれ?左のはずが、右手に変わってるやん!」
なんと寝ている間に、針がまた詰まって、打ち直しもやってました。
針が刺さっても目覚めないって、野生ならしぬね。
4時間越えの点滴のために用意した漫画21巻分は持ち帰りました。重たい…。
明後日のジーラスタの裏切り第二弾の方が怖くなってきました。
これこそ昏睡できる薬が欲しい!
とりあえず、寝る。寝るぞ!