爪がなければ力が出ない!
ガッチリ爪が割れた件。
手術を終え、次の治療までは体力づくりがメインとなるわけだけど、
爪が割れて痛いのが
地味に運動のレベルを下げてくる。
そこで爪をどうにかすべく、来ました!
つめ専門のクリニック⭐︎
実は知り合いの看護師さんです。
修学旅行の引率でたくさんの優秀な看護師と出会ってきましたが、
時々恐ろしく優秀な方に出会うことがあります。
今回、お世話になる方は
修学旅行中に生徒の巻き爪を片っ端から治しまくった伝説のお方です。
引率の看護師として学校から直接ご指名が入る、
家政婦の志麻さんみたいに大人気な方です。
そんな彼女は看護師経験を通して、
「足&爪が老後の人生を左右する!」
と考えてサロンを立てたわけです。
この行動力がすごいですね。
看護師「うーん。あまり良い状態ではなかったんですが、先生は?」
あった爪を被せて伸びるのを待てとだけ…。
看護師「うーん。こうなっちゃうとお肉が盛り上がっちゃうのよね。そうなるとなかなか前に進めない爪は厚く生えてきちゃうから伸びるのに時間もかかるし、ほぼ100%巻き爪になるよ。
でも、乳腺外科の先生に言ってもしょうがないのよね。専門じゃないから無理。かと言って皮膚科にいっても混んでるしね〜」
ううっそうなんす!
足湯をして、折れてしまった指周りの清掃、皮膚の除去などをして、
人工的な爪を樹脂でササっと作ってくれました。
これで爪先に力を入れても痛くないぞ!!
左の親指のガタガタも直してもらい、他の指も爪もピカピカ!
ちょっと汚い写真でごめんなさい。
これが痛々しいポッキリ爪の写真。
で、これが処置後
よく見ると透明の爪をつけてくれてます。
看護師「これでもうちょい伸びたら巻き爪にならないようドイツ式のプリッジを付けよう。痛くないから平気よ〜!」
あぁ、ありがたや。
抗がん剤の影響で爪がダメになる人も多いけど、
やはり糖尿病でダメになる人もとても多いようです。
そうなるとかなりの人が足先にメンテナンスが必要なはずなんですよね。
ケアは足だけではありませんでした。
沖縄でお年寄りの足を片っ端からケアしてきた話や
病院の看護師時代の話、
コロナで認知症が進んでいるのを在宅看護で目の当たりにする話や、
目黒区、渋谷区のセレブ老人ホームでの足ケアでの人気っぷりの話など
いっぱいお花を聞きました。
そうすると自分もなんとなく話しやすくなりますね。
爪の処理をしていただきながら、
癌の今までの治療話をどっぷり話すことができました。
「そうかそうか」と優しく聞いてくれます。
「すごいすごい!頭撫でてあげたい!生きててえらい!まだまだ生きてね〜。」
もう、それだけで泣きそう。
病院や在宅診療、老人ホームなどで、ゆっくりと老いていく姿をみて、様々な方を見送ってきた方の優しさは半端ないわ〜
そして、ご自身も病と共に生きる、病と共に育児をしてきたと知り、2人でおいおい泣く。
診察が終わった後、お庭に案内されて、
とにかく草が生えてんなと思ったら
「これは月桃、これはレモングラス、これはユーカリ、これはウコン、これはローズマリー」
とプチプチと草を切りまくって、紙袋にガシャッ!って入れて
「はい!これの匂いをいっぱい深呼吸して嗅いでね!毎日毎日嗅ぐのよ!」
本当は化粧水とかお茶とか活用があるかと思うのですが、
「めんどくさいこと抜き!嗅げ!!笑」
来月にまた会えるのが楽しみです。