癌ですけど、いいですか?

癌でも、ふざけたことしたい。癌でも、爆笑したい。真面目なことも、馬鹿馬鹿しい事も全力でやりたい。いいですか?

コロナ禍で不要不急なものに、私はガッチリ救われた。

今週のお題「眠れないときにすること」
仕事のストレスで寝れない時は睡眠4時間切るとかでした。
寝れない時は、布団からでて、家事や仕事を少し片付けることで気持ちが楽になって少し寝れました。
これはまずい!いよいよ睡眠外来に行こう!と思ったら、それよりも先に乳腺外科に行くことになったんですけどね。笑
癌発覚からは、「癌になっちまったなぁ〜」で寝られないのですから、どうにもならない。
睡眠導入剤を頂いたこともあったのですが、目覚めたら隣の部屋なんて恐ろしいこともあり、
薬はやめました。

で、何で寝るかというと、
「ラジオ radiko
です。人の声を聞くと余計なことを考えなくて寝られます。

幼い頃、よくリビングのこたつで猫と寝ました。
テレビの音がして、家族の動く音がして、どーでもいい会話が聞こえる。暖かい、猫はゴロゴロ喉を鳴らしている。・・・(_ _).。o○
最高でした。

で、誰のラジオがいいかというと、ハライチ。
ハライチを聞くとすぐ寝ます。瞬殺です。
おぎやはぎバナナマンかまいたちも好きですが、どうしてかハライチ!
共通点は仲良し。「仲良しが話をしている」を聞いているのがとても幸せで寝れます。
仲良しが故の言い争いも、もう馬鹿馬鹿しくてずっと聞けます。
癌であることを忘れさせてくれます。

エンターテイメントはコロナで不必要なように扱われましたが、
医療にはどうにもならないことは、アートやエンターテイメントによって、多いに助けてもらっています。

父親が
「問題が解決するとは、それよりも大きな問題が起こったり、それとは全然別世界を感じたりして、問題が『どうでもいいこと』になる瞬間のことだよ。根本的な解決なんて、なかなか世の中起こらないもんなんだ。」
と言っていたのを思いだします。
ハライチは私の癌をどうでもいいことにしてくれるんです。

医療は確かに私の命を救ってくれたんですけど、
それだけでは私は救われなかったと思います。
音楽やお笑いや演劇が間違いなく私を癌から救ってくれてます。
私の「眠れない」は、医療以外で治したわけです。